ネガティブ

実は水曜日くらいからかなり気分が滅入ってます。授業前後にみんなにスクエアで会う以外はほぼ部屋に引きこもっていますが、勉強もあまり手につかない。じゃあ、何をしているの、と聞かれても、「わからない」となる位です。


ベットの上に転がっている何冊かの小説をところどころ読んでみたり、音楽を聴いたり、就職情報誌を読んだり、お菓子の本を眺めたり、部屋の隅っこの整理をしたり、床に寝転がっていたり、そんな感じです。かなり、気分が滅入ってる。昨日も金曜だって言うのに、バーに飲みにもいかずに部屋にひきこもって、一人でグラスに氷とアマレットついでちびちび飲みながら、結局11時前には眠れもしないのにベットに入っちゃいました。


理由ときっかけもありますが、それをとっとと修正して少しでも気分を上昇させることができればいいのに、それもちょっと難しいのです。このお天気と、空気と、自分の駄目さ加減が嫌になる。考えれば考えるほどに相乗効果で落ち込んできちゃって。


どうもこうなってしまうと、あの一年目の、イギリスに来たばかりの夏を思い出してしまうの。お天気がよくって、お日様が毎日でていて、お散歩するのも買い物に行くのも、すごく素敵な気分になれて。ほんの少し暑いくらいの気温と日差しの中、これから生活するための物を買いにタウンに行って買いこんで、アイスクリームを食べ歩いたことや、帰ってご飯を作って毎日友達のフラットに持ち込んで一緒に食べたり、数え切れないほどやったパーティとか、スクエア3でワイングラス持って酔っ払って話して笑って、どうしようも無いほど楽しかったこととか。どうも不思議とこれらの思い出って、あたし、全部日差しの中にいた気がするのよね。


あれから2年半経って、自分がどうしてこう変わってしまったのかよくわからないけれど、少なくともあの頃の希望とか楽しみとか、そういう類のものってもうさっぱり無い。あるのは不安とか、わかりきってしまったここでの生活とか、そんなのばかり。アメリカに行く前もイギリスに行く前も、不安なんてかけらもなかった(誇張ではなく、本当に)のが、どうして今こんなに不安なんでしょうね。昔よりも物事を知れて、周囲を見渡すことができるからかもしれません。


あと、日記を書いていて思うのは、どんどんと日本語での表現力が落ちてきているということ。英語の単語力はもちろん上がってきていて、いろんな表現方法をまだ吸収しているけれど日本語はさすがに難しい。1年のアメリカ生活の時はそんなに深刻ではなかったけれど、こちらでの生活が長くなれば長くなるほど、稚拙な表現しかできない自分に嫌気がさしてきます。日本に帰ったときに親戚や友達(特に年上の)と話している時、恥ずかしいのと同時に本当に嫌。どんなに頑張っても、耳と目から入ってくる日本語の量が違うからしょうがないのかな。


あたしが政治と国際関係を勉強する一つのきっかけは日本にいたとき、ニュースと新聞から自然と入ってくる情報に興味を持ったということだけれど、その、自分がニュートラルの状態で入ってくる情報ってすっごい実は必要なものだったのだなぁ、と今思います。だってさ、小学生の時でも国際組織の英語の頭文字(たとえばUNCTADとかそんなのね)きいただけで日本語訳ちゃんとでてきたもんね…。耳が覚えていたのでしょう。テレビってほとんどNHKしか見ない家だったし。毎朝夕のラジオとテレビでのニュース、一日二回の新聞、日本に帰国してからの生活でも取り入れたいと思ってます。新聞読みながらの朝食ってお行儀悪いけれど、小学3年生くらいからやってました 笑


さて、書いていたらちょっと元気でてきたので、相変わらず空の調子はよろしくないけれど、シャワー浴びて外でも行ってこようかな。