お嬢さんと呼んで

リチャード・ギアに会っちゃいました。


かなり、素敵な人で、駅までの移動の間二人でお話をしていたのですが、もう胸がどきどきして離れたくありませんでした。


二人になる前には、私たちの他に2人の中年の女性がいました。その人たちに
「私は This lady を今から送り届けなくてなはらないのです」(英語ですよ)って、言ってたんです。This lady とは、もちろん、あたくしのこと。


ああ、リチャード・ギアさん、とっても紳士で素敵でした。私、Ladyですって。


映画館のスクリーンで見るよりもずっと若くって肌に張りがあって、優しい視線と目の色がすっごくきれいで、とにかく紳士オーラがわんわんと出ておりました。はぁ、素敵。


私のこと、This lady と呼んでおりました。


イギリスにいるとたまーにThis ladyと言われることがあります。お店に行って店員Aさんに何かを質問したときにその人の管轄ではなく、他の店員Bさんにに頼む時などは 
「この女性をヘルプしてあげてください」
などという感覚で This lady が使われるわけですが、なんだかこの表現、私好きなのです。なぜかはわからないけれど。


で、リチャード・ギアにそんな風にいわれちゃって、ちょっとメロメロになってしまいました。


日本語ならば


「お嬢さん」「お嬢様」


が、好きなのですがめったにそんな風に呼ばれる事はありません。
お嬢って年でもないだろう、ってつっこみは受け付けません)


二年ほど前に新幹線のグリーン車に一人で乗っていたとき、飲み物のサービスをしていた乗務員さん(男性)が


「お嬢様、お飲み物はどちらにいたしましょう」


と、来てくれたことがありました。あれは、びっくりしたけれど、ガラガラのグリーン車の雰囲気もあいまって、自分がお嬢様になった気分にさせてくれました。



もちろんリチャード・ギアに会えたのは昨晩の夢の中で、実際には起こっていません。テスト前日にこんな夢をみられたのはラッキーかしら。少なくとも、落第する夢じゃなかったものね。(別にリチャードギアのファンでもなんでもないのですが)


新幹線は本当。しかし、なぜにあの乗務員さんは「お嬢様」なんて言葉を使ったのかしら。普通は「お客様」とかよね…?グリーン車に乗った時、女性の皆様、お嬢様って呼ばれたことありますか?