アメリカからの便り

そういえば、一昨日アメリカから一通、パッケージが届いた。送り先は、この夏にアメリカにPIEEの生徒の引率に行った時にお世話になったコーディネーターの、Doc。彼はもう頭が薄くって、真っ白で、実はかなりのおじいちゃんなのにコーディネータなんかやっちゃってて、ものすっごく素敵で優しくっていつもにこにこしてて雰囲気がよくって、たった3日間お世話になっただけだったのに、大好きになってしまった人。


パッケージの中には、語学研修中の生徒達の写真と、もうひとつ赤い薄手のジャケットが入っていた。この赤いジャケットはあたしがDocの家にステイしていた時、夏なのに寒いコロラドの天気にちょっと困っていたので、そこら辺においてあったジャケットを「借りていい〜?」と聞いて借りて、3日間来ていたもの。Docはそれを「似合うよ」と言って、相変わらずニコニコしながら写真を撮ってくれた。その、写真も同封されていて、そしてあたしが送ったクリスマスカードに10月に皆がひらいてくれた誕生日パーティの写真をくっつけたのだけれど、それを見て「遅くなったけど誕生日おめでとう」と、この赤いジャケットを送ってくれた。なんて、なんて素敵な人!


きっと彼はこの3日間が、あたしにとってスーパースペシャルな思い出になっていることを感じてくれているのだと思う。この思いは、これから一年の留学を目の前に頑張っている生徒達のひたむきさと努力、これからの多くの希望と不安、そして昔のあたしを重ね合わせてしまった、懐かしさともう高校生のあの留学には戻れない寂しさが混ざった思い。写真に写っている無邪気な笑顔の、本当に心から楽しんでいる、そしてすべての新しい経験にエキサイトしている生徒達の表情は、本当に元気をくれました。できることならば最後まで見届けたかったよ〜、もちろんカンザスのホストや友達に会えたのも、NYでミュージカル見たりベーグル食べたり「間違いない!」の永井なんちゃらに会えたのも楽しかったけど!


そんなわけで、八月の帰国オリエンであの時の一人一人に会えるのが、すっごく楽しみなのです。来てくれるといいな。