Verona-Colchester
さ、寝ぼけ顔でイタリア人マンマ2人に朝の挨拶をして、荷物をまとめて出かけます。まずは、朝食食べなくっちゃ元気もでないものね!
近所のBar(ってもコーヒーとか軽食のBar)で
17.ラッテマキアート(最近好きなのだ)
を注文しながら、朝食を物色。選んだのは、以下。
18.揚げ物2種プラスおまけ
19.デザートにティラミス(朝食にデザートって聞いたことないけど…)
ティラミスは私が作るのよりもかなり濃厚。濃厚すぎて、ちょっときつかった。
でもなかなか美味しかったのでBarの叔父さんにレシピを聞いておく。なーんだ、使ってるものはあたしと同じじゃない…。卵白の量がきっと少ないんだろうな。
で、まずは広場で開いている青空市場へ。野菜とかいっぱい売ってるって、書いてあったから期待して行ったら、半分以上が変なお土産屋さん…。残念。しょうがないのでぷらぷら歩きながらスーパーを探し、見つけるもののね、値段が高めでしかも品揃えもあんまりよくないので何も購入せずに出てきちゃいました。
もちろん買い物だけでなく、観光も目的なので、コロッセウムやジュリエットのお家などにも行ってみました。ジュリエットのお家はね〜、見ていて切なかった〜。と、いうのも、あの物語を思い出して切なくなるのではなく、
汚い
のですよ。
なぜ汚いか。それは、多くの恋人達が愛を誓ってそれを紙に書いたものをガムでジュリエットの家に貼り付けるため。だから、壁中ドア中ガムだらけ。せつない…
まーね、今回一人で行ったので誰かとロミオ&ジュリエットごっこすることもなく(他の日本人観光客はやってましたけど)すぐにその場を離れ、町をぷらぷら。で、スーパーを発見。
チーズ売り場に行くと、なにやら今回初めて見るものが。(気がついた、というか。)
20.リコッタチーズwithレモン。
ふむ。気になる。見た目は…
伊達巻。
や、ごめんなさい、違います。色が伊達巻なの。で、これってレモンとリコッタチーズ混ぜたの?と聞いてみたら、チーズ売り場のお兄ちゃん、笑顔でスライスして試食用にくれました。
食感は…
伊達巻。
甘さといい硬さといい、これは伊達巻なのでは?と思ってしまいました。で、結局買ったのは普通のリコッタチーズ50セント分。おやつに、ね♪で、他にも購入したのは
ってな感じでちょっと控えめです。だって、もう荷物入らないんだもん…
さて、時間は1時半。そろそろ予定していた昼食、ロミオのお家の隣にあるオステッロです♪一人でご飯って寂しいし、いまだに一人でカフェに入るのも勇気がいるくらいなので一人でレストランなぞ初めて。ドキドキしながら「一人です…」とカメリエールに伝える…。
21.primo piatto 太めパスタ(名前忘れた)にガチョウミートソース
22.secondo piatto ポレンタ、キノコとゴルゴンゾーラとサラミのせ
↑ミートソースっつってもトマトベースではない。↑ポレンタはとうもろこしの粉からできてます。
ずーっと食べてみたかった、ポレンタ!ポレンタ自体に味はないのだけれど、何かと一緒に食べると美味しいのね〜。ゴルゴンゾーラはもちろんすっごく美味しかったし、サラミもキノコも美味しかった!あっつすぎて舌を焼けどしそうだったわ〜
デザートには、街中でジェラート。どうやらヴェローナは一番小さいサイズだと一種類しかジェラートを選べないところが大半(ボローニャは2種類)。で、
23.ストロベリー
をチョイス。これは美味しかった!いいぞいいぞ♪おまけにもう一軒。ここは、完璧に失敗。
24.キウイ味
をチョイスしたのだけれど、味が…私はだまされない。これはケミカルな味!キーッ!「自家製?」って聞いたら「そうよ」って答えてたのに!やられた!!!キウイじゃなくって、キウイ味だった…
まー、そんなんで少し寂しく歩いていたら、あら!むこうの方になんだかテレビで見たことのある乗り物に乗っている人がいるじゃない!
セグウェイだ!
可愛い!!!!しかも、黒いセグウェイ!!!声かけて写真とらせてもらっちゃった。本物初めてみたよ〜、本当にスムーズにくるくる動くのね…はぁ、素敵…(一番上の写真だよ)
まぁそんなこんなで夕方になり、宿に荷物を取りに行くついでに残っていたトマトとモッツアレラを食べ、先ほど買った
25.リコッタチーズに砂糖を振りかけた
物を食べる。本当はアカシアのはちみつかってかけたかったのだけれどね。で、空港行きのバスに乗るためにまずは広場から駅までのバスに乗る、と…
待てども待てどもバスが来ない(焦)
空港行きのバスは20時出発。既に時間は19時40分。ここからバスで駅までは5分だけれど、歩くとかなりかかる…。こまったこまった。すると、さっき「ここからのバス、駅に行きますか?」と、私がイタ語で訊ねたお姉さん達、英語で会話してるじゃあないですか。そうとくれば早い。「なんでこないんでしょう…」と、話しかけると
「もしかしたら午後5時からストライキでバスが動いていないのかも」
と!!ええええええええええ、そいつは困る!何より、空港に行けないのでは?空港に行けなかったら帰れないではないか。まだエッセイも終わってないってのに、それは、マズイ。
と、全部まくし立てたら「三人でタクシーを使ってひとまず駅まで行きましょう」と、なる。む〜、そんな時に限っていないのよね、タクシー。やー、でも、反対車線に一台発見!轢かれようがなんだろうが、この大通りをクロスしてあのタクシー捕まえないと!
でかい道路で交通量も激しいけれど、走って走って捕まえたタクシーのおかげで駅には19時50分には着けたのね、しかも荷物が重くて降りるのにもたもたしていたら一緒に乗ったお姉さんが払ってくれた。先に下りて去ろうとしいたので
「Hey! How about money?!」
って聞いたら
「Don't worry about it! Good luck!」
って笑顔で消えてったよ…。かっちょよかった。ありがとーおねーさーん
ほいでね、この時点で所持金11ユーロだったんですわ。午前中にインフォメーションで空港までのバスの値段聞いたら4.5ユーロって言うから安心してたら、あら?バス停には11ユーロって書いてありますよ??しかも、このバスはヴェローナ市の運営ではなく、航空会社がチャーターしたバスなのでストライキは関係なかったんだけど(よかった…)、値段に間違いはあるまい。
ああ、空港でコーヒーでも飲みたかったのに…。ってなわけでお財布の中身をきれいさっぱりにして、空港へ。
チェックインね、荷物を全部機内持ち込みにしたんです。それを想定して、中サイズのバックパックで行ったのだ!重たいワインも米も(リゾットってお米だから重いのよね)全部この中さ!幸い重量もサイズも突っ込まれず、無事に持ち込み完了。ロンドンまでは2時間です。
さて、飛行機が出発したのが22時40分。到着予定はイギリス時間23時45分。大学行きの最終バスの発車は24時。(逃すと空港で一夜を明かす羽目になる)果たして、このバスを捕まえられるのか?!到着から入国審査までをたったの15分で終わらせられるのか?!?!?!
無理。
でしょ、普通はね、そりゃ無理よ。でもね、もしかしたら少し早く到着するかもしれないし、夜中の便で客のほとんどは欧州人だろうから、入国審査も「EU加盟国以外の国籍」の人用の方が空いて早いだろう!という目算はあったのだ。そして、なるべく早く機内から脱出する為になるべく前の方の座席確保。でかい(そして岩のように重たい)荷物を、座席に登って何とか押し込んで、ええ、チャンスを窺っていたわけ。
目算、ヒット!たったの、でも、大きな「10分アヘッドで到着いたします」とのアナウンス!!!キターーー!!!!ええ、機内から出たとたん、全速力で走りました。走って走って走って乗客全部抜かして入国審査に行ったら、やぁ!やっぱり空いてたEU圏外国籍入国審査!!EU圏の方は激込み!それでもあたしの前には8人位いるのですよ。この時点で、残り10分。まさか黙って待ってるわけに行かないので、係の女性と前にいる人々にお願いして先頭にいれてもらう。
入国審査官が質問をする前にぜーんぶペラペラと自分から言い、バスの時間まで言い(笑)審査、人生最短の30秒で終了。イギリスの空港でこの短さって、ものすごいことだと思います。荷物を機内預け入れにしていたら今ころはターンテーブル前でやきもきしながら待っていたでしょうが、それも計算済みだったのよ!全部背中に抱えてるのよ〜〜〜〜〜〜!!
ってなわけでそこからも全速力で走りぬけ、コーチ(長距離バス)乗り場へ!
イタ!居たよぉぉぉ〜〜〜〜〜〜バスが居た〜〜〜〜〜〜〜!!!
はい、ありがとう皆様。生ハムを、モッツアレラを、パルメジャーノを、ブロッドオレンジを、腐らせることなく持ち帰ってくることができたのです。無事に大学到着、何をするよりもまず食材を冷蔵庫に入れ、おいしい紅茶を入れて床に着きました。
買いたかったけど断念したもの
- アマレットリキュール
- 量り売りのマスカルポーネ
- サボイヤルディ2袋位
- 生トルテローニ、生トルテリーニ
- ゴルゴンゾーラマスカルポーネ
- フランジェリコ←へーゼルナッツのリキュール(安めの物で代用)
- もう1キロ分くらいの生ハム
- もう1キロ分くらいのパルメジャーノ
- パスタもっといろいろいっぱい
- オリーブオイル(重たくて…)
- バルサミコ酢(重たくて。そして高いの(トラディッツィオナーレ)がほしかった。お金ない)
- シチリアトマト(おいしすぎて全部食べてきちゃった。えへへ)
- 小さいモッツアレラ(同上)
- 白アスパラガス(なぜか買ってこなかった。悩んだの)
- Fiatチョコののスプレッド(高かった)
- アカシアのはちみつ(重かった)
- チーズに関する本(もちろんイタリア語。高かった)
- Babbiのピスタチオクリーム。どこ探してもない…
これはもう一度行かないと納得いかない結果となりました。スーツケースで行かなくちゃだめだいね。そもそも一人で持てる重さと大きさにも限界があるのでした。
そんなわけで、過去最高に長い日記も終了。今あたしのおうちに遊びに来ると、きっと美味しい物がでてきますよ♪うふふ〜〜〜〜