スノーボードで食べていこう

pinoura2007-11-14

ボード大好き。
食品大好き。


じゃあ、ボードでご飯を食べよう。


はい、しっかりと想像力を働かせて下さいね、画像ありませんので。

  1. 縦方向にスノーボードを床に置き、その左側に立ちます
  2. 右手と左手で両サイドのエッジを持ちます
  3. ボードを右側、肩の位置まで持ち上げます
  4. 安定させながらも左手をノーズ側に少し移動させます
  5. ノーズを下方向に下げ、食べ物をすくいやすいようにします
  6. こぼさないよう、ボードの先(ノーズのカーブの左側がやりやすい)で食べ物を救います。
  7. 落とさないようにバランスを保ちつつ、持ち手をよりノーズ側に移動させます
  8. 大きく口を開け、なんとか食べます








んなわけない。




はい失礼しましたー。




スノーボードで食べていく=スノーボードで生活していくということ。今日の日記は、そんな人とお友達になった、というお話です。



前回でのエントリーでも、そして先シーズンの日記でもわかるかと思いますが、あたし、ボード大好き。


今までまったくスポーツの経験ってなくて(超文系ですから)、運動音痴もいいところ。部活でスポーツの経験も無いし、スポーツ観戦もほとんどしたことがない。


そんな私、唯一できるのがスノーボード。多分、普通の女の子よりは滑れると思う。運動に関しては上達するのに人の二倍も三倍もかかるのに、よくココまで頑張ったなぁと自分で思うのです(楽しいから続いたんだけど)。



そんななか、今日11月14日の水曜日、一人で滑りに行ってきました。場所は、先週と同じ鷲ヶ岳スキー場。ほほほ、ついに一人で雪山にきちゃいましたョ…(雪ふってないですけどね!)


ちょっと遅めの朝6時、板とブーツとウエアを詰め込んで、いいお天気になりそうだからオープンカーにして出発!板は助手席にしか置けないので、乗せてずれるのを防ぐために、ちゃんとシートベルトをつけてあげました 


一人のドライブも楽しかったし、一人でストイックに練習するのも悪くない。ちょっとだけ寂しいのはリフトとお昼ご飯なんですよね。



で、今日。4人乗りのリフトで、私プラス3名でした。その3人、みんな帽子が紫色。すると、



「紫はやってますね〜」


と、話かけられる(先週もこんなパターンだったなぁ)。紫帽子3人に対して、あたしは板とウエアが紫。


「そうですねー、今年は紫の人が結構いますねぇ」



と、返すアタシ。


「絶対リフト乗り場の人とかには私たち4人グループに見えてましたよね〜」
「ははは、そうかもしれないですねぇ」



…こんな感じで和やかに会話が進み、リフトを降りるまでの10分程どこからどうやって来ただとか住んでいる場所だとか、いろいろお話をしたわけなんです。



まあ、平日のコースが1本しかオープンしていないスキー場ですから、その後もリフトがまた一緒になったり、一人ポカリを飲みながら休んでいたら向こうも休みにきたり、と話をする機会が多かったんですね。



そして、この3人(女性2男性1)のウチの一人、男性が本当に上手かった。



ぽんぽんと軽く跳び、すごく滑らかにスイッチしてそのままツイーーーと滑っていき、しかもすんごいすんごい速い。


ゲレンデで上手い人っていっぱいいるし、特にグラトリなんかやっている上手い人は目立つのよね。そういう人はウエアも割と流行タイプを着ている事が多い。


でも、この人は違った。黒パンツに白の上。板も黒。はっきり言って目立つ格好ではなかった。それなのに、ゲレンデにいるとすぐわかるんだ。上手い。



只者じゃないな




と思ったアタクシ、彼らと一緒にお昼を食べながら聞いてみた



「プロなんですか?」



「うーん、まあ細々とねー」




うほ、プロだった!



そんなわけで、初めてプロボーダーに会った、のです。


なんかね、すごかった。滑りがすごいのはもちろんだけれど、普段の生活とか趣味とかプロとしてのお仕事とか、遠征とか、彼のいろんな事がすごかった。


リフトに乗る度にいろんな話を聞かせてもらって、「なんのスポーツの経験も無いのによくそこまで滑れるようになったねぇ。相当頑張ったんじゃない?」って褒められて(これが嬉しかった!!)、クローズまで滑って、最後は駐車場でさようなら。



「うわー、MR-Sじゃん!俺中学生の時からずっと欲しかったんだよ!!でも、これじゃあ遠征も行けないからあきらめたんだよね。…よくコレで来たね…」


と、助手席に板を積む私を見て笑いながら言ってました(さすがに彼の車はランドクルーザーだった)。



「また一緒に滑ろうねー」



とお互い言ってバイバイ。12月に入ったら一ヶ月間はウィスラーで遠征らしいですが、それ以外は日本にいるらしいのでまたこのゲレンデで会うことでしょう。



ちなみに、帰宅後あたしはぐったり疲れて夜9時過ぎには寝ていたのですが、翌朝携帯を見ると



「あの後、友達とテニスやって、今クライミングしてきたよぉ。ああ疲れた…」


というメールが夜10時半にきてました。朝から午後4時半まで滑って、その後テニスとクライミングって…さすがプロの体力というのか、なんと言うのか…。ね、すごいでしょ 笑


そんなわけで、一人雪山に行ったら面白いお友達ができた一日となりました。さ、次は日曜日に滑りに行こうかなー


今日の写真:
クローズ直前。山の上から。夕日と紅葉とボードを一緒に楽しめるって結構贅沢でした。写真じゃわかんないね